人材サービスのマンパワーグループが、転職者が「プロパー社員」に対して感じる不満・ギャップについて、転職した経験を持つ正社員の回答を発表しました。

 

上位を占めたのは、「何かと融通がきかない」「保守的でチャレンジしたがらない」「伝統・文化を嫌う」と多くの転職者が閉鎖的な考えに不満やギャップを感じた経験がありました。

 

他には、「グループ内の輪に入ることが困難で業務に支障があった」「アットホームな職場ほど、中途入社の人間がはいりづらい雰囲気がある」といった人間関係に関するものが多くありました。

 

ヤフージャパンは6月21日の本社移転にあわせ、社員がいつでも利用できる仮眠スペースや、社外の人間も利用できるコワーキングスペースを設置し「働きやすいオフィスにし、新事業につながるイノベーションを創出する場所を目指す」と発表しました。

 

同社の社員だけではなく、社外の人も登録すれば利用できるコワーキングスペースの新設によって、利用者同士のコミュニケーターや新たな協業を生み出せる仕組みにし、またデスクを不規則に配置したフリーアドレスの導入で、ジグザグの導線による社員のコミュニケーションを増やす狙いがあるようです。

 

IT業界は、同業内での転職が他の業界よりも多くあると感じます。

 

中途社員が感じる入社時の不満やギャップを解消し、社内コミュニケーションや対外的な連携増加の仕組みを作り上げる事ももちろん重要です。一方で、働きやすい職場づくりのためにできることは、会社としての方針を明確にする、社員同士のコミュニケーションを盛んにするなど、わざわざ設備投資しなくてもできることはたくさんあります。

 

まずは、今あるリソースを活かすことから始める方法が最も効果的といえるでしょう

 

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参考）転職者が「プロパー社員」に対して感じることは？

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1606/21/news100.html