執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
エン社は、従業員数299人以下の企業の人事担当者を対象に2025年の「冬季賞与」についてアンケート調査を実施した結果、87%が「支給予定」と回答し、前年と比較すると支給予定の企業は3ポイント減少したことが分かりました。
業種別に見ると、「商社」「流通・小売関係」(100%)、「IT・情報処理・インターネット関連」(92%)と高かった一方、「サービス関連」(73%)や「広告・出版・マスコミ」(75%)は70%台になります。
冬季賞与を支給する企業について、前年からの支給額の変動を見ると、「増額する」が36%と、「減額する」の7%を大きく上回っており、業種別では、前年より増額する企業が多かったのは「不動産・建設関連」(47%)、「IT・情報処理・インターネット関連」(42%)、「人材関連」(40%)となります。
社員への賞与支給に関しての悩みや課題で「社員への評価・賞与の査定基準への悩み」(47%)が最も多く、「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」(44%)、「業績不振など、原資確保の悩み」(28%)、「賞与の算定式の悩み」(24%)と続いております。
人事評価制度の導入や見直しのサポートを行なっていると、賞与の算定基準・算定式などについてのご相談をお聞きすることも多くあります。

