執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

採用支援サービスを提供するウィルオブ・パートナー社は、企業の人事・採用担当者を対象に、リファラル採用に関する調査を実施しています。

リファラル採用の導入率は81.4%に達し、そのうち91.8%が「採用実績がある」とあなり、単に制度を導入するだけでなく、採用に一定の成果を出せている企業が多いようです。

 

リファラル採用を運用するうえでの課題としては「社員への広報ができていない」(33.5%)が最も多く、「成果が出ない・出るか不透明」(30.9%)、「社員の協力が得られない」(30.1%)が続いており、リファラル採用が一定の実績を上げている一方で、社内に浸透しきっていない企業が多いようです。

 

また、56.6%がリファラル採用専用のシステムやツールを導入していることが分か理、制度の普及とともにツール活用も本格化してることがわかります。

 

同社は「今後、リファラル採用を活用するための社内広報や運用体制の強化、リファラル採用をサポートするツールや外部サービスの導入がさらに重要になってくる」とコメントしています。

 

弊社関与先のIT企業もリファラル採用を導入している企業は多い印象がありますが、実績等をお聞きすると、企業によって実績がほとんどない企業と、毎月のように実績がある企業と差が出ているようにも見受けられます。

この調査結果にもあるように、実績がほとんどない企業は「社員への広報ができていない」ケースが多いように見受けられます。

 

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