執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
マイナビ社は「マイナビ転職」で「正社員の平均初年度年収推移レポート」（7～9月）を発表しています。
正社員の年収は455.5万円となり、コロナ影響前の2019年平均と比較すると17.9万円の増加し、2023年4～6月との比較では、2.2万円の減少となります。
求人件数は、前年同時期より15.9ポイントの増加し、3カ月ごとで見ると、2023年4～6月の142.6％から7.1ポイントの増加となり、企業の人出不足感がさらに高まっている様子がうかがえます。
業種別に、正社員の年収を見ると「IT・通信・インターネット」が最も高く511.4万円、順に、「金融・保険」が510.5万円、「コンサルティング」が496.6万円となります。
2019年平均と比較すると、全12業種中11業種で増加がみられ、特に「金融・保険」が45.5万円増と増加額が最も大きく、前年同時期で比較すると、全12業種中8業種が増加しており、増加額が最多となったのは「コンサルティング」で18.1万円増となります。
求人件数においては、2019年平均と比較すると全ての業種で増加がみられた。前年同時期と比較しても、全12業種中11業種で増加傾向がみられ、引き続き企業の採用活動が活発な様子がうかがえます。
IT業界では、採用競争激化により年収の相場が大幅にアップしているため、人事評価制度のご支援についても、以前よりも相場を鑑みて検討する機会が増えました。
