執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

人的資本経営に関するソリューションを提供するBeatrust社が、会社員1000人を対象に「自社の人事に取り入れてほしい制度」を調査した結果、会社員が自社に取り入れてほしい制度の1位は「フレックスタイム制度」でした。

 

2位以降は、「休暇中の業務フォロー体制」、「スキルアップ補助制度」、「スキル評価基準の透明化」、「副業推奨制度」と続いております。

 

1位と2位に挙がった制度はそれぞれ「時間の使い方」「安心して働ける体制」に関するもので、同社は「パフォーマンス発揮にはまず、柔軟性と信頼に基づく環境設計が必要とされている」と分析しています。

 

3位の「スキルアップ補助」や6位の「キャリア目標の明確化と支援」、8位の「リーダー育成」などの結果からは、社員が自分の意志でキャリアを選び、成長していくための支援が企業に求められていることがうかがえます。

 

令和6年就労条件総合調査によれば、フレックスタイム制の企業割合は全業種では7.2%に対して、情報通信業は27.4%と全業種で最も高い状況になります。

 

弊社関与先だと、すでにフレックスタイム制を導入しているIT企業も多いように見受けられます。社員が自分の意思でキャリアを選び、成長してくための支援の制度を検討されるのも一考かと存じます。

 

なかなか聞けない他社事例!採用・定着の向上、組織風土改善のポイント