執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
情報処理推進機構(IPA)は8月12日、2026年度から「応用情報技術者試験」「高度試験」「情報処理安全確保支援士試験」についてCBT(Computer Based Testing)方式に移行すると発表しております。また、受験日時と会場も選択可能になります。
現在IPAは、「ITパスポート試験」「情報セキュリティマネジメント試験」「基本情報技術者試験」をCBT方式で実施しており、これまで春(4月)と秋(10月)の年2回でペーパー方式だった応用情報技術者試験と高度試験の「ITストラテジスト試験」「システムアーキテクト試験」「プロジェクトマネージャ試験」「ネットワークスペシャリスト試験」「データベーススペシャリスト試験」「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」「ITサービスマネージャ試験」「システム監査技術者試験」、情報処理安全確保支援士試験にもCBT方式を適用するとのことです。
CBT方式への移行についてIPAは、「受験者の負担軽減や利便性向上が見込まれ、高度な試験区分への受験意欲を喚起する契機となり、より多くの受験者が試験を通じて高度な知識・技能を習得し、企業・組織のDXが促進することを期待している」とコメントしています。
IT企業の場合、資格取得手当や一時金の支給、これらの資格を昇格の条件にも定義している企業もありますので、従業員の資格取得の奨励にも繋げやすくなるかもしれません。