執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

人材育成を支援するオールディファレント社の新入社員意識調査2025(キャリア志向編)によれば、将来会社でどのような役割を担いたいかについて「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい」(27.0%)と答えた人が最も多く、次いで「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい」(25.2%)、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」(23.5%)、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」(23.3%)となっておりました。

 

「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい」の回答割合は、11年前に比べて9.4ポイント低く、過去最低の割合となったようです。

 

「専門家」になりたいと答えた人からは「いざというときに専門性を生かして仕事をしていきたいから」(55.2%)が半数以上を占めており、「専門家として一つの分野を追求してみたいから」(37.3%)、「マネジメントが自分には不得手だと感じるから」(4.2%)などの回答が挙げられています。

 

「管理職」になりたいと答えた人からは「人を束ねて、大きな仕事をしてみたいから」(36.6%)の回答が最も多く、「仲間と仕事をするのが好きだから」(34.6%)、「将来経営層として会社を引っぱっていきたいから」(21.8%)と続いてます。

「仲間と仕事をするのが好きだから」は11年前の23.7%から10ポイント以上増加し、「将来経営層として会社を引っぱっていきたいから」は11年前の37.5%と比較して15ポイント以上減少し、「人を束ねて、大きな仕事をしてみたいから」は過去最高の割合で、微増傾向になっておりまし

IT企業の人事評価制度の構築や見直しのご支援をする際も、マネジメントコースとスペシャリストコースの複線型の人事評価制度を採用する割合が非常に多い印象があります。

 

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