RECCOO社が大学生を対象に実施した調査によると、入社1カ月で退社する新入社員に現役大学生は、「共感できる」が42%、「共感できない」が58%という結果となっていました。
自分自身が早期に退職する可能性があるかという質問に対しては「しない」が83%に上っており、自身は粘り強く働きたいと思いながらも、社会の風潮として早期退社の判断を認めている学生が多いことがうかがえます。
早期退職する際に想定される理由としては、「ハラスメントを受けたとき」(75%)が最も多く、順に「労働条件が認識と違ったとき」(60%)、「社内の雰囲気が認識と違ったとき」(30%)と続いていました。
また。早期退職の可能性とアルバイト経験に相関はあるか分析すると、「アルバイトの勤続年数が1年以上」の学生は、早期退職をしにくい傾向があるようです。
IT業界でも、入社前にインターンなどで勤務している企業も見受けられますが、早期離職は少ないのでは無いでしょうか。
あるSES企業の数十名に対して従業員ヒアリングを行った際に、従業員から魅力として、「人がいい」「優しい」「上司も営業担当も手厚くフォローしてくれる」などといった意見が多く挙げられたケースがありました。そのため、常駐先での他社からその会社に転職したいという声が挙げられることもよくあるようですが、新卒や求人サイトからの応募は少ないとのことです。社内の雰囲気などを上手くアピールすることは難しいのかもしれません。
求人サイトの見直し、入社前のアルバイトやインターン、動画やSNSを取り入れてみるなど、どの施策が効果があるのか試行錯誤してみるのも一考かもしれません。