執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

パーソルキャリア社が運営する調査機関「Job総研」の調査によると、「給与」に関する不満・不安を持った経験について「ある派」が85.0%と「ない派」の15.0%を大きく上回ったことが分かりました。

 

給与への直接的な評価がされにくいと感じた経験についても、「ある派」が84.0%と「ない派」の16.0%を大きく上回っています。

 

具体的な不満では「上司へのアピールや、自分から売り込みに行かないと評価されず、普段からの頑張りは評価されない」「同じ会社でも、営業が花形、事務はあまり評価されなかった」「店舗スタッフという同じ役回りでも、売り上げで他店と相対評価される。評価基準も知らされていない」などのコメントが上がっているようです。

 

人事評価制度の見直しのサポートのご依頼があった際には、従業員や管理職に現状分析のヒアリングを行うことがありますが、やはり、評価や昇格など基準が不明確な企業の場合、ヒアリングでも「基準を明確にしてほしい」「何を頑張ったらいいかわからない」「なんとなく評価されているため、なぜあの人が昇格するのかという不満が社内にある」といったご意見を挙がりやすいように見受けられます。

 

この調査の具体的な不満でも挙げられていますが、人事評価への満足・不満足は「具体的・明確」だと満足に、「あいまい」だと不満足につながる調査結果もあります。

 

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