情報労連は「ITエンジニアの労働実態調査(2023年)」を発表しております。
資格等級別の平均額は、一般職が252,483円、係長・主任相当が329,942円、課長相当が437,505円、部長相当が539,295円となります。
賃金レンジは、一般職が199,717~339,594円、係長・主任相当が278,614~395,053円、課長相当が381,514~501,752円、部長相当が477,332~630,864円となります。
新卒採用者の初任給は、大学院卒(修士)が230,704円、大学卒が217,786円、短大・高専・専門卒が200,948円、高校卒が183,158円となります。
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定期昇給込みの賃金上げ額は平均8,500円、賃上げ率は平均3.06%となり、規模の小さい企業が賃金上げ額も賃上げ率も高い傾向にあるようです。
規模 |
賃上げ額 |
賃上げ率 |
100人未満 |
9,825円 |
3.66% |
100〜299人 |
8,230円 |
2.60% |
300〜999人 |
7,194円 |
2.85% |
1,000人以上 |
7,187円 |
2.86% |
フレックスタイム性の導入企業は53.3%、コアタイムありは全体の33.6%となり、規模の大きい企業ほど導入割合は高いようです。
裁量労働制の導入割合は、専門業務型が23.6% 企画業務型が7.9%となり、規模の大きい企業ほど導入割合は高いようです。
また、厚生労働省の令和5年就業条件総合調査では、情報通信業の導入企業割合はフレックスタイム制が34.4%、専門業務型が19.3% 企画業務型が1.3%となっております。
等級別の賃金情報は統計データが少ないため、IT業界にとっては参考になるのではないでしょうか。
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