執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

「採用コストをどれだけかけても人が集まらない・・・」

「優秀な社員ほど早く辞めていく・・・」

このようなお悩みをお客様からよく伺います。

少子高齢化と人口減少によって、確実に働き手が減っている日本では、会社選びの基準が給与以外の「働きがい」や「ワークライフバランス」など多様化しています。

このような中で、人材の採用と定着に最も効果のある対策としては、数少ない人材に選ばれる会社づくりが最も効果的と言えます。政府が主導する「働き方改革」は、基本的に労働時間の削減をメインとした考え方です。しかし実態としては、働き手の少ない中小企業ほど労働時間を削減しづらい環境にあると言えます。

「どのように魅力的な職場をつくればいいのだろう・・・」

働き方改革に取り組もうとしても、実際に何から着手すればいいのか分からない企業様が多数いるのが実情です。そこで、実際に政府が明示している働き方改革の事例をご紹介します。

【社員数20名程度の製造業の改善事例】

<働き方改革の取り組み>

・ノー残業デー、ノー残業ウィークの導入

・作業管理の徹底

・年次有給休暇の計画的付与

<取り組みの効果>

・無駄な残業が減り、業務効率が向上

・休暇の取得向上

・社員の「多機能化」、社員のモチベーションの向上

ポイントは、「実際に労働時間を減らすこと」「見える化により業務効率をあげること」この2点を同時に行うことです。

どちらを行うにしても、今現在の労働時間がどれくらいなのか正確に把握することと、どの業務に「無駄な時間」が発生しているのか確認することが重要です。

他にも働き方改革のポイントはいくつかあります。

・社長の意識改革と社員の自主性の回復

・属人化していた業務を「見える化」する

・有給休暇取得というプロセスを通じて、モチベーションと自分の業務ミッションを再発見

まずは実態を把握することから始めてみませんか?

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「企業と人に元気と笑顔を!」

スマイングでは企業と、そこで働く人が幸せになれる会社づくりをサポートしています。

労働時間の管理や、人事評価制度によるモチベーションアップなどにご興味のある方はぜひお問い合わせください。

ご相談をこころよりお待ちしております。

お問い合わせ

https://it-jinji.net/inquiry/

参考:厚生労働省 中小企業庁「中小企業・小規模事業者における「働き方改革」・人手不足解消等に向けた政府の取組状況について」