執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
ビズリーチ社の調べにより、「プログラミング言語別平均年収」が明らかになりました。
日本はプログラマーの給料が安い国とよく言われていますが、アメリカのPayScale社の調査結果をビズリーチ社の調査と参照したランキングみると、日米におけるプログラマーの平均年収の差が約300万円以上あることがわかります。
ランキング |
言語 |
日本の平均年収 |
アメリカの平均年収 |
1 |
Scala |
626万円 |
1,262万円 |
2 |
Python |
601万円 |
980万円 |
3 |
Kotlin |
577万円 |
– |
4 |
Swift |
562万円 |
– |
5 |
Ruby |
562万円 |
918万円 |
6 |
Java |
552万円 |
1,020万円 |
7 |
Perl |
551万円 |
995万円 |
8 |
C言語 |
538万円 |
854万円 |
9 |
JavaScript |
536万円 |
875万円 |
10 |
PHP |
522万円 |
835万円 |
全業種では日本の平均年収は414万円、アメリカの平均年収は435万円と大差はありませんが、アメリカの平均年収は、学歴以外にも資格によって大幅に変わると言われています。
アメリカのプログラマーが高収入なのは、専門性の高さから社会的な地位が高い職業として考えられているためでもあり、アメリカはIT業界に限らず能力主義の社会なので、安定した雇用は日本よりも望めないのも現状です。
日本のIT業界は慢性的に人手不足であり、原因としては労働時間の長さ、働きに対する処遇、業界のイメージなどが挙げられています。
エンジニアやプログラマーのスキル評価は難しいと言われていますが、企業それぞれに合った人事評価制度の導入は、生産性の向上から、労働時間の抑制、離職の防止や採用力アップといった効果が期待できます。
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参考)日米格差は600万円か?「プログラミング言語別 年収調査」の衝撃
https://www.businessinsider.jp/post-100819