執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

産業能率大学とHR総研が日本企業における社員の働き方に関する実態調査を行いました。

今、日本の重点課題でもある「働き方改革」。

この調査では、長時間労働の疑いがある企業の特徴、働き方改革が上手くいっている企業の特徴を明らかにしています。

どのような要素が働き方改革に必要なのでしょう?

実態調査の結果によると、長時間労働が疑われる企業では、社内調整の過度な重視や、場当たり的な活動を許容する風土が定着していて、定時に帰ろうとする雰囲気の欠如や休みを取りにくいという側面があることがわかりました。

例えば、長時間労働の原因として回答された原因として、

「会議や打ち合わせにかけている時間が長い」

「些細なことでも事前に上司や組織の承諾を得なければならない」

「部門間での縄張り意識が強い」

などが挙げられています。

また、月平均の実労働時間が201時間を超える企業では、「急な方針変更が多い」などの回答も多く見られました。

会議や打ち合わせ、承認の仕組みなど、会社の仕組みの問題も見受けられますが、社内調整の過度な重視や場当たり的な活動を許容する風土があることが、長時間労働を助長させているようです。

一方で、実労働時間がそれほど長くない企業においては、

「休みを取ることを悪く言う雰囲気はない」

「社員同士が互いに助け合う雰囲気がある」

などの回答が多く、人間関係含め良い会社の雰囲気が醸成されていることがわかります。

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長時間労働を是正して、働き方改革をなすには、職場における一つ一つの活動を改善する必要があります。

ITやクラウドなど、労働環境をシステムで改善していくことと同じく、社内の雰囲気作り、文化作りも働き方改革において重要な要素です。

社会保険労務士法人スマイングでは、「社員がイキイキと働ける」会社づくりをモットーに、

コンサルティング業務を行っております。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

コンサルティング業務のご案内

https://it-jinji.net/business/consulting/

参考)産業能率大学&HR総研: 日本企業における社員の働き方に関する実態調査 速報

http://www.hj.sanno.ac.jp/cp/page/15355