執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
IT人材のスキルキャリアを研究するNPO法人「ITスキル研究フォーラム」の国内で就業するITエンジニア1万228人を対象に実施した調査結果により、「全くやりがいを感じない」と答えた人の72%が高ストレス者であるのに対し、「大いに、やりがいがある」「やりがいがある」と答えた人では10%に満たないことから、ITエンジニアのやりがいとストレスの状況は密接に関係していることがわかりました。
ストレスを感じているからやりがいが低下したのか、やりがいを感じない仕事をしているからストレスを感じているのか、といった因果関係は調査結果からわかりませんが、ITエンジニアのメンタルヘルスを考えるうえで、仕事のやりがいを一つの要素として考える必要があります。
また、「ITの業界から離れたい」と答えたエンジニアの39.3%が高ストレス者であり、「仕事内容にかかわらず、今の会社にずっと勤めたい」と答えたエンジニアの高ストレス者の割合が4.4%と低いという結果も出ています。
「給与と頑張りの連動がないこと」が離職の原因の第一位という調査結果もあり、人事評価制度などの基準や仕組みを具体的にすることで、エンジニアのやりがいや生産性を高めてることができるため、メンタルヘルス対策や離職率の改善にもつながるかもしれません。
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参考)「IT業界から離れたい」エンジニアの4割は高ストレス、「就社」の人は低ストレス
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/020900025/020900003/?itp_side_recentlist