執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

身体や眼の疲れが取れない、肩こりや頭痛がする、寝つきが悪く睡眠が浅いなど、多くの人が抱えているこうした症状は、近年患者数が急増しているといわれる「VDT症候群」が原因かもしれません。

VDT症候群の症状とは、PCやスマホ、タブレットなど、ディスプレイを長時間使用することで、多い順に身体・眼の疲れ、ドライアイ、肩こり、頭痛、腰痛、抑うつなどの症状が起きる症候群のことです。

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この症状は、労働の環境衛生的に悪影響を及ぼしていることは厚生労働省も認めており、特にPCを長時間使用するエンジニアに、今後患者が増える可能性があり、業務効率に影響を及ぼすことも考えられます。

すぐ実践できるVDT症候群の予防・改善法は、PC等の使用時間を制限することや、机や椅子の高さ・角度、照明輝度の調整などですが、これだけでは労働環境上あまり現実的ではありません。

ひとつ、耳うらのツボに効果があるそうで、このツボには、眼の調節に働く「動眼神経」、肩こりに関係する「副神経」、全身の体調を整える「迷走神経」などVDT諸侯軍に関係する神経がたくさんあり、耳うらを暖めたり、かるくマッサージをすると効果的なようです。

就業途中でのストレッチや、耳うらのマッサージなどを全社員に推奨するような取り組みは、業務効率を向上させることができ、また健全な労働環境であることをアピールできるものといえます。

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参考)肩こり、頭痛、目の疲れ 「ディスプレイの見過ぎ」が引き起こす症状と対策

http://healthcare.itmedia.co.jp/hc/articles/1611/01/news021.html