執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

ゴールデンウィークが終わり、今週から本格的に仕事の再開となった企業も多いと思います。

 

新社会人や新大学生に5月頃に多く見られる「五月病」。

 

新しい環境や人間関係などでストレスや緊張が続き、それがひと段落する5月頃に、知らずしらずのうちに、やる気が出ない、ふさぎこんでしまうなどの状態になることを「五月病」と呼びます。

 

では、どのような兆候が出たときに、先輩社員たちは「危ない」と感じるのでしょうか。

1位 遅刻が増える、出社時間がどんどんギリギリになる(37.1%)

2位 笑顔が減る(27.6%)

3位 口数が減る(25.9%)

4位 眠そうにしている(22.4%)

5位 顔色が悪くなる(17.6%)

6位 声が小さくなる(15.3%)

7位 仕事のミスが増える(13.5%)

8位 やせてくる(9.4%)

9位 トイレに行く回数が増える、時間が長くなる(8.8%)

10位 身だしなみが悪くなる(7.6%)

10位 髪がぼさぼさになる(7.6%)

 

上位を見ると、仕事に対する積極性に陰りが見えたら要注意と考える人が多いようです。

 

「五月病」は完璧主義で物事にこだわりがちな人や、内向的で孤立しやすい人、過保護に育てられた人などが「五月病」になりやすいといわれています。

 

IT業界は、職種の特性上、メンタルヘルス不調者が出やすいといわれています。

 

「五月病」は一般的に1~2ヶ月で自然と環境に慣れ、症状が良くなるとされていますが、うつ病や発達障害に発展してしまうと様々な影響が出てしまいます。

 

「どうせ五月病だろう」と放っておくのではなく、多少でも疑わしい行動が見られたら相手が悩みを抱え込む前に声かけをし、悩みを解決してあげるようにしましょう。

 

参考)「五月病かも?」と先輩が感じる新人の行動TOP10

http://r25.jp/life/00050549/