執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
生成AI導入支援サービスなどを提供するプロリク社が国内のITエンジニア1,842名を対象に実施した「転職活動に関する実態調査」を発表しています。
ITエンジニアが転職先を選ぶ際の基準として最も重視されているのは、「企業全体で大切にしている価値観やカルチャー」であり、全体の27.3%が選択しています。次いで、「企業の知名度やブランド、SNS上での存在感」(24.1%)が選択されました。さらに、「企業全体のミッション・ビジョン・バリュー」(21.8%)や「企業のモメンタム(ビジネスの成長や成功を遂げるための加速度)」(20.5%)、「給与や待遇」(15.1%)、「企業として解決したい社会課題や目指す世界観」(14%)、「企業としての財務基盤・安定性」(13.6%)等が基準として選択されています。
回答者の属性を見ると「IT・インターネット業界のエンジニア」が全体の60.9%を占めた。「製造業」(12.6%)、サービス業(5.8%)、建設業(2.8%)となり、年齢層を見ると、20代後半(22.9%)が最も多く、次いで30代後半(22.5%)、30代前半(17.8%)となります。
ITエンジニアの給与相場は上昇しておりますので、「給与や待遇」はどこの企業もそこまで変わりがない状況になっているのかもしれません。「企業が大切にしている価値観やカルチャー」や「企業の知名度やブランド」などが転職先を選ぶ基準として重要視されているのかもしれません。