執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
学情社の調査により採用活動や新入社員の受け入れを通して、これまでの世代との違いや価値観の変化を「感じることがある」人事担当者は約7割いることがわかりました。
採用活動や新入社員の受け入れにおいて、これまでの世代との違いや価値観の変化を「感じることがある」とした人事担当者は28.6%に上り、「どちらかといえば感じることがある」(39.6%)を合わせると、約7割の人事担当者が価値観の変化を感じています。
「自身が学んできたことや、保有している資格を生かしたいと考えている人が多い印象」「『仕事を通して成長できるか』や『社会にどう貢献できるか』を重視していると感じる」「研修内容やキャリアプランについて聞かれる機会が増えた」「自分のやりたいことや目標が明確で、それに向けて行動していると感じる」といった声が挙げられています。
就活生の価値観の変化や「キャリアの自律」への関心の高まりを受けて、新入社員の受け入れ方法や人事制度を「変更した」企業は14.6%と、「変更はしていないが、変更を検討している」(43.9%)を合わせると、何らかの対応を取る企業は約6割に上っています。
新入社員の受け入れ方法や人事制度について、変更を実施、もしくは検討している項目は「研修制度」(60.6%)で最も多く「給与体系」(45.1%)、「配属方法」(39.8%)が続いています。
初任給の引き上げなど待遇面でPRするIT企業が増えています。併せて研修制度や人事制度の変更も検討する企業も多いのかもしれません。