執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
学情社の調査により、20代の社会人は9割弱(「魅力を感じる」が60.7%、「どちらかといえば魅力を感じる」が28.6%)がフレックスタイム制を導入する企業に魅力を感じていることが分かりました。
魅力を感じると回答した人からは「ライフスタイルが変わっても仕事が続けやすいと思う」「通院や子どもの送迎がある時に有効活用できそう」「自分のパフォーマンスを最大限発揮できる時間に仕事に取り組める」といった声が挙げられているようです。
フレックスタイム制を導入する企業に対して、志望度が上がると回答した人は7割超(志望度が上がる」が39.8%、「どちらかといえば志望度が上がる」が36.3%)に達しています。
志望度が上がると回答した人からは「最優先ではないものの、制度があるとうれしい」「導入している企業は、社員を大切にしてくれている印象を持つ」といった意見が挙げあれているようです。
IT業界は、他の業界よりもフレックスタイム制の導入率が高い状況になります。
情報労連は「ITエンジニアの労働実態調査(2023年)」では、フレックスタイム性の導入企業は53.3%となり、厚生労働省の就労条件総合調査でもフレックスタイム制の企業割合は、令和5年度・4年度は約35%と最も高い産業分類になります。
IT企業でフレックスタイム制を導入していない企業で、20代の採用力向上を高めるのであれば、改めてフレックスタイム制の導入をされると効果的かもしれません。