執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
レバテック社は、女性エンジニア300人を対象にした転職意識について調査によれば、現在転職活動中または転職を検討中と回答したのは4割に上り、7割以上が「家庭と仕事を両立し、働き続けたい」と回答していることがわかりました。
女性エンジニアが転職活動において、内定承諾の決め手となったものでは最も多かったのは「年収がアップするから」(43.8%)が最も多く、次いで「長く働き続けられそうだから」(36.6%)、「スキルアップできる環境があるから」(28.8%)となります。
転職先に求める環境においても「給与や待遇の良い環境」(65.4%)が最も多く、次いで「リモートワークができる環境」(46.4%)、「ワークライフバランスが整う環境」(41.2%)となり、技術力の高さや挑戦できる環境よりも、待遇面の向上や長期就業可能な環境を重視する人が多いことがうかがえます。
女性エンジニアが選ぶ理想のキャリアプランでは「家庭と仕事を両立しながら、働き続けたい」(70.3%)が最も多い一方で「専業主婦になりたい」と回答した人は全体の9.7%にとどまり、結婚や出産を経験した後も仕事を続けたいと考えている女性エンジニアが多いようです。
同社の転職サイト「レバテックキャリア」の登録者データによると、女性エンジニアの比率は10年前の2012年は17.2%だったが、2022年は21.2%にまで増加しており、調査結果を受け、同社は「エンジニアの採用を強化する企業は、給与水準の向上や長期的に働きやすい環境の整備が採用成功の鍵となる」とコメントしています。
女性エンジニアに選ばれる会社づくりはますます重要になってくるでしょう。
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