執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

人材育成サービスを手掛けるラーニングエージェンシー社は「管理職の意識調査」を発表しました。

管理職の悩みで最も多いのは、5年前の調査と変わらず「部下の育成(50.5%)」で、5年前より10ポイント増加しております。

2位には5年前のアンケートで5位だった「チーム・部門の運営(24.9%)」、3位は「時間の不足(21.7%)」となります。

部下の成長度合いをどう感じているかの質問では、「成長している(57.8%)」という回答が最も多かったものの、5年前の69.6%から10ポイント以上減少していますが、「あまり成長していない(27.9%)」なり、5年前の8.8%から約3倍という結果になり、5年前と比べ、部下の成長を実感している管理職の割合が減少傾向になります。

部下との月間コミュニケーション時間については、最多が「2~5時間程度(41.3%)」、ついで「1時間程度(24.4%)」となり、部下との月間のコミュニケーション時間が5時間に満たない管理職が全体の6割以上ということも明らかになりました。

「部下が非常に成長している」と回答した管理職のうち、部下とのコミュニケーション時間が6時間以上という回答が45.8%を占め、もコミュニケーション時間を長く取っている傾向が見られます。

同社は、「テレワーク中の課題としてコミュニケーション不足を挙げる企業が増加しているとし、管理職は部下とのコミュニケーションの在り方を見直し、部下の成長を促進することが必要だ」とコメントしています。

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コロナ過の対応として、IT業界は他の業界よりもテレワークの導入率が極めて高い業界であり、ITツールの導入も早い業界になります。

上司層が「部下が仕事をサボっているのではないかと思うことがある」「業務の進捗状況が分かりにくく不安」という調査結果もあります。

テレワーク中のコミュニケーションやエンゲージメントの向上について、クラウドツールの導入等で改善できる可能性もあります。

教えて!クラウド先生!

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