執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

子どもを持ちながら働く女性の8割が、新型コロナウイルス対策が叫ばれる今も「今の職場でテレ(リモート)ワークは不可能」と回答していることが、ママ向けアプリ「ママリ」を運営するコネヒト者の調査からこんな結果が浮かび上がっています。

 

同社の担当者は、「多くは勤務先側や職種などの事情でテレワークができなくなっているのでは」と分析しており、国が全国の小中高校に春休みまでの臨時休校を要請するなど、働くママを取り巻く環境は激変している一方で、なかなか企業側の理解や協力は進んでいないようです。

 

「今の職場でリモートワークは可能ですか?」という質問に対し、ママの80.8%が「不可能」と回答しており、理由について分析したところ、「自宅にリモートする環境が無い」という声もあった一方で、やはり「職種や業種」「セキュリティの関係」といった会社側の事情を挙げる人が多く、接客系などテレワークが困難な業種もある一方で、まだまだ企業側の「ママのテレワーク」に対する理解も進んでいない、と言えそそうです。

 

一方、「今の職場でテレワーク可」と回答したママに「子どもが近くにいる環境でリモートワークをする課題」(複数回答可)を聞いたところ、1位は「子どもが1人で長時間遊び続けることができない」(75.6%)、「子どもが気になり集中できない」(73.7%)も挙がってり、働くママにとって、こうした非常時のテレワークはさまざまな課題を浮き彫りになっています。

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テレワークを導入するには、人事労務・ICT・実地普及の3つの観点を意識する必要があります。時差出勤を推奨する会社が増えたために、10時代に電車が混雑したが、逆に8時代の電車がすいているようです。東京オリンピックに向けて、企業としての体制を考えるタイミングなのかもしれません。

 

人材育成から定着率向上につながる人事評価制度

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