執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
楽天コミュニケーションズ社による「IT系開発者の就業環境に関する調査」によると、IT系開発者として従事しているが、本業である開発以外の業務も行っている割合が75%を超えていることが分かりました。
開発以外の業務のトップは「顧客との折衝・交渉」(61%)で、「メンバーへの研修、教育、指導」(51%)、「社内会議の調整・プレゼン」(45%)、「コスト管理」(40%)、「請求・支払管理」(約40%)と続いています。
そのほかの調査結果では、IT系開発者が開発業務効率化のために活用しているツールは多い順に「バージョン管理ツール」(45%)、「IDE(統合開発環境)」(35%)、「タスク・プロジェクト管理ツール」(35%)という結果となった。「RPA・自動化ツール」(18%)で、業務プロセスの標準化やAI・ロボティクスの活用が、一部の先進的な企業による導入だけでなく、さまざまな業界業種で進んでいることが判明しています。
開発中のシステムやアプリが自社利用目的か社外導入目的かを聞いたところ、ほぼ同割合の43%程度となり、社外導入目的の開発だけでなく、ビジネス環境の変化にも即対応できるよう、内製化が広がりを見せていることがうかがえます
開発者が考える「今後、需要の高いプログラム言語」については、「Java」(39%)がトップで、次いで「JavaScript」(33%)、機械学習やAIでよく使われる「Python」(29%)と続いています。
ITエンジニアは、開発以外の業務にも工数を多く使っています。
需要の高い言語も変化していきますので、スキル評価の見直し、定性的な人物評価と育成制度を検討してもいいのかもしれません。
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