執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
人材紹介業のサポーターズ社がエンジニア職を志望する学生の就職希望企業をポイント化して集計した2026年卒対象ITエンジニア就活人気ランキングを調査しています。
エンジニア学生から最も人気を集めた企業は「LINEヤフー」とな離、昨年4位から順位を上げ、首位を獲得しています。同社は充実したサマーインターンシップが特徴であり、各エンジニア組織の実際の現場にアサインされる就業型であり、エンジニアの働き方をリアルに体験できる内容となっています。
2位は「NTTデータグループ」、3位は「ディー・エヌ・エー」と続き、ランキングの上位はインターネット業界のメガベンチャーや大手SIer・ITコンサルなどが並ぶ結果となります。
一方で、「半年以上のエンジニアインターンシップ・アルバイト経験がある」「Webサービス・アプリを開発しインターネットに公開したことがある」「アプリを開発しGoogle Play StoreまたはApp Storeに公開したことがある」のいずれかに当てはまる、ハイクラスエンジニア学生に限定したところ、順位に変化が見ら、1位は「LINEヤフー」、2位は「ディー・エヌ・エー」、3位は「リクルート」となっています。
ハイクラスエンジニア学生に限ると、全体的にインターネット業界の企業が順位を上げる結果となった他、一部のSIer・ITコンサルは順位を下げる傾向となっており、「PKSHA Technology」「LayerX」といった2010年以降に創業されたスタートアップ企業もランクインしています。
学生からの志望理由コメントでは、事業内容や興味関心の他、成長環境や雰囲気、働き方、待遇など、幅広い内容が寄せられており、インターンシップに関するコメントも多く見られ、インターンシップを通じて、志望企業を探している様子がうかがえる結果となっています。
新卒採用を行なっているIT企業は、上位企業の取り組みや学生からの志望理由のコメントを参考にしてはいかがでしょうか。