執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

デジタルマーケティング事業などを手掛けるエムエム総研社の調査により、SaaS企業に務める営業人材の多くが「ここ1年で太った」と感じていることがわかりました

 

SaaS企業の営業職1000人超に対し、1年前と比べて体重の変化を聞いたところ、多い順に、「5kgほど増えた」(31.0%)、「3kgほど増えた」(29.6%)、「7kgほど増えた」(12.5%)、「それ以上増えた」(5.1%)と答えており、逆に「1年前より体重が減った」は6.3%、「変わらない」は15.5%となっています。

 

体重が増えたと回答した人に理由を聞いたところ、「デスクワーク中心だから」(45.1%)が最も多く、次いで 「運動不足」(40.4%)、「リモートワークが増えたから」(37.1%)、「加齢」(35.7%)、「食生活の乱れ」(27.5%)などが上位に挙げられています。

 

太った理由としても挙がったリモートワークの普及以降、健康を意識をすることが増えたか聞いたところ、「とても増えた」「やや増えた」が計84.0%と大半を占め、健康への意識自体は高まっているようです。

 

運動をしているかどうかも聞いたところ、「個人的な運動(ウォーキング・ランニング・スイミングなど)」(48.3%)が最も多く、次いで「友人や知人など複数名での運動(フットサル、テニス、バスケットボール、ゴルフなど)」(37.4%)、「ジムでのトレーニング(会員制・パーソナルトレーニング・公営など)」(31.4%)をしていると答えていました。一方で、運動をしていないと答えた人も10.8%おり、さらに運動以外のリフレッシュ方法を複数回答で聞いたところ、「おいしいものを食べる」(46.6%)が最も多い結果となっています。

 

SaaS企業の営業職が対象の調査でしたが、テレワークの普及率が高いIT企業ではリモートワークの増加で体重が増加している傾向があるのかもしれません。企業が設定した健康に関する条件と達成した場合、健康増進手当などを支給される企業もお聞きします。

健康に関する企業独自の制度は、生活習慣等の改善や対外的なアピールなどのメリットも考えられます。

 

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