執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
就活口コミサイトを運営するポート社の調査によれば、入社後自分がどのような仕事をするか「漠然としかイメージできていない」IT業界志望学生は31.0%で、IT業界志望ではない学生と比べ13.1ポイント多くなっていました。
将来のキャリアステップについても「漠然としかイメージできていない」「全くイメージできていない」と答えたIT業界志望学生は合わせて42.2%と、IT業界を志望していない学生よりもイメージできていない割合が高く、8.5ポイント多くなっていました。
「就職活動の情報収集において利用したチャネル」について、IT業界志望学生は、IT業界志望ではない学生と比べ、情報収集における各チャネルの利用率が平均9.7ポイント高い結果となっており、IT業界志望学生は、業務内容やキャリアに対する理解が不足しているという認識が強いため、より多くの情報を得るために行動していると考えられます。
具体的なチャネルは就職ナビサイト(93.0%)や就職口コミサイト(84.5%)、「企業の採用HP」(74.6%)、「企業の公式HP」(71.8%)などインターネットの情報の他「企業のIR情報」(42.3%)、「友人や身近な先輩からの情報」(38.0%)といった、企業や働き方をリアルに想起するための情報が得られる手段も上位となっています。
人手不足が続きIT業界において、新卒採用を行なっている、もしくは今後行う予定のIT企業はIT企業や働き方をリアルに想起するための情報発信が効果的かもしれません。