執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

2458342_s以前、複数種類のサービスを展開している企業からの評価制度のご相談があった事例になります。

相談内容の詳細は省略しますが、原因としては、営業部門などは数値目標があり、それを達成することが評価の中心となっていたことに対し、数値化しにくいマーケティングや管理部門は人物評価や行動評価が評価の中心といったことが挙げられました。

アドバイスしたことは、4点になります。

1.業務プロセスを明確にすること

2.業務プロセスについては明確にしにくい部門は、自己PRのプレゼン制を導入し、数値目標とプロセス評価の双方を評価するようにすること

3.自己PR制を取り入れる場合、チーム貢献も必ず取り入れること

4.複雑な内容ではなく、シンプルな制度にすること

自己PR制を取り入れる場合、チーム貢献の評価要素が無いと、自分ひとりがよければ良いと考える従業員も現れる可能性があります。これは、ジョブ型雇用が進んでいる欧米でも取り入れられています。

自己PRの資料を作ったり、と今までになかった人事評価のための作業が発生するため、極力シンプルかつ作成することに手間がかからないものにされた方が、会社にとっても従業員にとっても魅力的な制度になりやすくなります。