執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
ワークポート社の「リスキリング」に関する意識調査を実施しおてり、リスキリングを推進している職場は魅力的と感じるか聞いたところ、「とても魅力的」と答えた人が48.3%、「やや魅力的」が45.6%と、合わせて93.9%のビジネスパーソンが好感を抱くことが分かりました。
リスキリング推奨企業に魅力を感じる理由としては、「働きながら自らの価値を高めることができるため、「従業員のことを考えていると思うから」など、成長できる環境があることや、そういった環境を用意する企業の姿勢に魅力を感じるという意見が多く挙げられています。
現在の勤務先はリスキリング施策を実施しているか聞いたところ「いいえ」と答えた人は71.0%と大多数を占め、「はい」と答えた人はわずか13.3%と、実際に取り組む企業はまだまだ少ないことが伺えます。
勤務先で「リスキリング施策を実施している」と答えた人に、具体的にどんなスキルが習得できるか聞いたところ、現在の業種や職種に関連するスキルを挙げる人のほか、IT系の職種でなくても「ITスキル」、「RPA、Python」など、IT関連スキルを習得できると回答した人が多く見られ、DX関連のスキルを習得できるという回答も複数あり、DX化推進のためにリスキリングを進めようとする企業があることが分かります。
勤務先で「リスキリング施策を実施していない」人に、リスキリングが実施される場合受けたいと思うか尋ねたところ、「絶対に受けたい」人は42.5%、「やや受けたい」人は43.8%と、86.3%がリスキリングを受けたいと考えているようです。
リスキリングはビジネスモデルの変化に対応できるスキル・能力を既存の社員に習得させることを指し、不足するデジタル人材を確保し、DX化に向けた課題を解決するためには、リスキリングの導入が必要とされています。
リスキリングを推進している企業は魅力的という調査結果ですので、採用力にも影響があるかもしれません。
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