執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
レバテック社は、正社員として勤務するITエンジニアを対象に「リスキリング」に関する意識調査を実施したところ、約5人に1人がリスキリングを「自主的に取り組んでいる」と回答しており、リスキリング実施手段で最も多いのは「無料オンライン教材」(70.4%)で、次に「書籍」(68.5%)が多い結果となっています。
所属企業・組織においてリスキリングを受けたことがあるか尋ねた。「受けたことがある」エンジニアは全年代の10.7%にとどまっていますが、リスキリングを受けている人のうち「得たスキルを用いて社内への貢献ができている」と答えた人は43.8%、「これから貢献できると考えている」と回答した人も同じく43.8%となります。
自主的にリスキリングの取り組みを行ったことがあるかの問いに、「はい」と答えたエンジニアは18.0%、「いいえ」と答えた人は82.0%という結果になり、リスキリング対象スキルは、「プログラミング」(61.1%)が最も多く、次いで「データ解析・分析」(25.9%)、「クラウド技術」(24.1%)となります。
自主的にリスキリングを行う一番の目的については、「所属企業で担当している業務の遂行のため」(40.7%)が最も多く、次いで「市場価値を上げるため」(22.2%)、「転職を考えているため」(18.5%)となります。
自主的なリスキリングの取り組みを行ってよかったと思うかについては、「はい」と答えた人は96.3%となり、取り組みを行ってよかったと思う一番の理由は「習得したスキルを用いて業務の遂行ができたため」(65.4%)となります。
リスキリングはビジネスモデルの変化に対応できるスキル・能力を既存の社員に習得させることを指し、不足するデジタル人材を確保し、DX化に向けた課題を解決するためには、リスキリングの導入が必要とされています。
調査結果からも、自主的に取り組んだことで業務遂行にも活用出来ているようですので、会社として必要なスキルなどを定め、教育体系を検討されるのも一考です。
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