執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

コンカー社は、自社が実施しているハイブリッドワークについて、全従業員を対象にアンケート調査を実施し、結果を発表しています

出社/在宅勤務を選ぶ一番の理由を聞いたところ、出社を選ぶ理由は「上司、部下、同僚とのコミュニケーションのため」(50%)、「オフィスでしかできない業務のため」(20%)、在宅勤務を選ぶ理由は「通勤時間の節約のため」(59%)、「集中できるから」(16%)という結果になります。

ハイブリッドワークについての評価を聞いたところ、「とても良いと思う」(90%)、「良いと思う」(10%)と全ての回答者が肯定的に捉えており、ハイブリッドワークによるワークライフバランスの変化についても、約6割が仕事とプライベートのバランスが良くなったと回答しています。

在宅勤務が中心だった2021年と比較して、モチベーション、生産性、スキルそれぞれの変化について聞いたところ、モチベーションが「上がった」と回答した従業員が43%と、前年と比べて16ポイント増加し、生産性とスキルが「上がった」と答えた従業員も、それぞれ69%(6ポイント増加)、70%(23ポイント増加)となります。

ハイブリッドワーク導入後の心身の健康についても調査したところ、体調の変化は「良くなった」(31%)、「変わらない」(64%)、「悪くなった」(6%)、精神面でのストレスは「減った」(28%)、「変わらない」(65%)、「増えた」 (7%)となりましたが、業務上で孤独を感じるかについては、84%が「以前と変わらない」と回答しています。

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IT企業では、テレワークが浸透しておりますが、在宅勤務中心よりもハイブリッドワークの方が、モチベーションや健康面でも、適しているのかもしれません。

自社の働き方にあった適切な労働時間制度を見直してもいいのかもしれません。

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