執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

LASSIC社が運営するウェブメディアのテレリモ総研の「テレワークによる睡眠時間の変化 2021年度版」によれば、テレワークで浮いた通勤時間を睡眠時間に充当する人が増えているようです。

「テレワークを行うことで浮いた通勤時間の代わりにどのように時間を使うようになったか」という調査項目では、前年度(2020年度)と比較し、「睡眠」「ワークアウト」の項目に変化があり、睡眠の項目では、2020年度の調査では34.5%が「睡眠時間が増えた」と回答していたが、今回の調査ではさらに1割増え、45.2%となっています。

同社は「半数には届かなかったものの、テレワークになる以前より睡眠時間を多く確保できている。通勤がなくなって浮いた時間を睡眠に充てられるようになったことで、1日の睡眠時間も増えていると言えそう」とコメントしています。

2021年度調査では「寝る」「家族との会話」といった項目を追加し、男女ともに「寝る」と回答した人が3割を超えており、ワークアウトと回答した人も1割近く増加しており、テレワークの長期化で体を動かしたり、鍛えたりすることで体力維持、健康促進を意識する傾向が高まっていると見られます。

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IT業界では、テレワーク導入率が高い状況にありますが、5月病といったご相談は例年通りお聞きしております。

心の健康上、睡眠も重要ですが、職場で社員の自己肯定感(自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられること)を高める仕組みも取り入れられてはいかがでしょうか。

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