執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
NTTドコモ モバイル社会研究所は「テレワークのセキュリティ対策に関する調査」の結果を公表したところ、全体のおよそ8割が「最新のセキュリティソフトを利用している」「OSやソフトウェアを最新のバージョンにアップデートしている」と回答したが、「特にしていない」人も2割いることがわかりました。
テレワークを行っている人を対象に「テレワークのセキュリティ」を調査したところ、「最新のセキュリティソフト(ウイルス・危険サイト等への対策)を利用」が38.6%、「OSやソフトウェアを最新のバージョンにアップデート」が38.2%となります。
また、物理的な対策として「端末ロック(パスワード、指紋認証等)を利用」が34.9%、「信頼できないWi-Fiには接続しない」が34.6%、「提供元不明のアプリはダウンロードしない」が30.0%となった。「特にしていない」との回答も2割となります。
テレワークのセキュリティ対策について、職業別に見ると、役員、管理職、自由業は「最新のセキュリティソフト(ウイルス・危険サイト等への対策)の利用」が53.7%、「OSやソフトウェアを最新のバージョンにアップデート」が49.5%と対策の実施率が高くなります。
テレワークのセキュリティ対策をしている人が8割はいても、情報漏えい・紛失事故の件数2021年最多となっており、内部不正による漏洩割合も増加していることが明らかになっています。
セキュリティ対策の見直しやテレワークに関するルールも見直してもいいかもしれません。
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