執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

エン・ジャパン社は「新型コロナ後の企業選びの軸」についてアンケートの結果によると、38%が「変化があった」と回答しています。

企業選びの軸で重視するようになったことトップ3は、「希望の働き方(テレワークなど)ができるか」「勤務時間・休日休暇・勤務地が希望に合うか」「企業・事業に将来性があるか」となり、「企業選びの軸が変わった」という人の職業を見ると、1位は「コンサルティング・士業」(48%)、2位が「マスコミ・広告・デザイン」(47%)、3位が「IT・通信・インターネット」(44%)となります。

「何を重視するようになったか?」については、「希望の働き方(テレワークなど)ができるか」(44%)の回答が最も多く、順に「勤務時間・休日休暇・勤務地が希望に合うか」(35%)、「企業・事業に将来性があるか」(34%)となります。

コメントを見ると、「Web面接やリモートワークの導入が整っていない=時代に追いついていけてない企業なのだなという印象を持った」「いつ感染者が爆発的に増えるかも分からないので、できる限り公共交通機関を利用せず徒歩で通勤できる仕事を探している」「今の職場でオフィス勤務でないと不可能と思われていた仕事のほとんどが、実際在宅勤務が始まると可能だったのを目の当たりにしたから」「前職が新型コロナウイルスで経営困難となり解雇を経験、業績が好調な企業を選ぶようになった」などが挙げられています。

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コロナ後、テレワークが浸透したため、固定の労働時間制ではなく、フレックスタイム制を導入する企業や、フレックスタイム制のコアタイムを廃止する企業も増えました。

「希望の働き方(テレワークなど)ができるか」「勤務時間などが希望に合うか」「副業」を認めているか」というような会社の制度に関する内容は、企業選びとしては、重要な要素になってきています。

IT業界で働く方も「企業選びの軸が変わった」という割合は高いようです。

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