執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
産業能率大学 総合研究所による「第6回上場企業の課長に関する実態調査」によれば、コロナ禍を経た新しい日常において、マネジャーに必要なスキルの重要性の変化について尋ねたところ、重要性が増したスキルのトップ3は「IT活用」(55.6%)、「タイムマネジメント」(37.4%)、「メンタルタフネス」(36.4%)となり、テレワークの普及などからワークスタイルの変化を反映している様子がうかがえます。
同研究所は、「コロナ禍によって働き方が大きく変わるとともに、業務のDX化によるビジネスの進め方も見直しを迫られています。こうした変革の波にさらされている課長は、従来の職場運営の方向性に関する再検討や、自身が有するマネジメントスキルの確認・検証が求められています。」と総括しております。
仕事のパフォーマンスとパーソナリティの関連について、2018年のロンドン大学の心理学者の研究により、職場での成功に結び付く、一般的な企業でリーダーに求められる6つの特徴があることが明らかになってきています。
1. 誠実性
2. 不安な場面でも自らを律する調整力
3. あいまいさへの耐性
4. 好奇心
5. リスクに対して挑戦する意欲
6. 競争心
「あいまいさへの耐性」とは、未知の課題が与えられたときに、課題が達成できるまでの全ての工程を明確化したいと考えるか、未知の状態でも進むことができるかのことです。
コロナ禍を経た新しい日常において、先がわからない中でも進んでいかなければいけないような業務も増えてきているのではないでしょうか。
IT活用やタイムマネジメントのスキルも重要ですが、「あいまいさへの耐性」といたパーソナリティも重要ではないかと考えます。
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