執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
IT企業(特に常駐派遣型企業)は、弊社のこれまでの従業員意識調査などの結果からも、エンゲージメントを構成する要素のうち「愛着精神・誇り」の指数が低い傾向にあります。
創立記念日に記念品を贈呈したり、会社ロゴが記載されたノベルティを配布することで、愛着精神やブランディングの強化につなげているIT企業もあります。
ノベルティ事業「ブラノベ!」を運営するtetote社が「ノベルティに関する意識調査」を実施した結果、企業からもらったノベルティを「迷惑」と感じた人は75%に達することが分かりました。
これまでに企業からもらったノベルティの中で、迷惑だと感じたものは何かの設問では、1位が「ステッカー」(29.6%)、2位に「壁掛けカレンダー」(27.9%)、3位「クリアファイル」(22.1%)となり、迷惑だと感じた理由について尋ねると、「実用性が低い」と回答した人が最も多く44.2%となった。次いで、「デザインが好きではないから」(26.3%)、「企業名や企業のロゴが大きすぎるから」(25.8%)となります。
一方で、ノベルティをもらうときの気持ちを聞いたところ、「ノベルティをくれる気持ちは嬉しい」と39.6%が回答しており、企業がノベルティを配布することに関してユーザーは好印象を持っており、アイテムは「迷惑」と感じてもノベルティ自体は「嬉しい」と感じているユーザーの心理がうかがえる結果となります。
実用性も重要かもしれませんが、何のためにノベルティを配布するのか目的を明確にして進めると効果的かもしれません。
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