執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

プロジェクト管理ツールを提供するアジャイルウェア社の「テレワークと業務報告などに関する調査」によれば、3割以上が「テレワークでウソの報告をしたことがある」と回答したことが分かりました。

ウソの報告内容としては、「実際より作業に多く時間がかかったフリをした」(65.1%)が最も多く、次いで「遅延している業務の進捗をごまかした」(22.3%)、「実際より作業に時間がかからなかったフリをした」(11.7%)となり、自由回答では、「出勤報告だけして二度寝」や「やっていない仕事をやったことにした」などのコメントが見られ、業務進捗の見えにくさを利用してダラけたり、所要時間をごまかしていることが分かります。

また、ウソを報告した理由としては、「意外と暇なことが判明すると困る」「多くの仕事をしても給料は変わらないから」「ゲームをしたかったから」といった回答が上がられています。

テレワークと評価の関係性については、「テレワークで自分の働きぶりを上司が把握してくれているか不安に思うか」という質問に対し、「とても不安」(10.0%)、「やや不安」(47.7%)と約半数が働きぶりをきちんと見てもらえているか不安を抱えており、「テレワークで自分が正当に評価されていると思うか」については、45.8%が「まったく思わない」「あまり思わない」と回答になります。

テレワーク時の働きぶりを評価する際に、企業が取るべき対策を尋ねたところ、「タスク管理ツールの導入」や「評価基準の明確化」など定量的な判断を求める声から、「コミュニケーションの時間を定期的に設ける」など直接上司に働きぶりをアピールする機会を希望する意見まで幅広く挙げられています。

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ある調査では、8割以上の回答が、テレワークに合わせて人事評価制度を見直し・改訂する必要性があると回答しており、前向きに人事評価制度を見直すIT企業も増えてきております。

 

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