執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
例年、新卒採用を行なっているIT企業から福利厚生の相談がありました。理由としては、新卒採用で苦戦しているとのことでした。来月4月入社のものも、内定を出した者の半分が内定式参加後に、内定自体されたとのことでした。同業他社と待遇面で比較されていることが想定されるようです。
この企業は、月額基本給以外の賞与や退職金制度が充実しているため年収などで比較すると、同業他社よりも待遇的には上回っているものの、親会社の制度を踏襲していることもあり、賞与や退職金制度はそのまま残しつつ月額基本給以外でPRしたいという意向があるようです。
各社で行なっている福利厚生や休暇の制度の例をいくつかご紹介しました。テレワークは基本的に認めない方針をとっており、生産性に影響がないような制度をご紹介すると前向きに検討されていました。
テレワークなどの働きやすさにつながる制度よりも、働きがいにつながる制度だったら試してみたいようです。
会社の方針がそれぞれですので、福利厚生制度を検討する際には、まず働きやすさ・働きがいの2軸で検討してもいいのかもしれません。