日本経団連の調査結果によると、4大卒事務系で209,868円、技術系で209,897円とほぼ同金額となっています。

前年の初任給を引き上げた42.5%と、前年の9.1%より大幅に増加しており、景気動向からの影響と採用市場のバランスから、初任給が増額していると考えられます。

企業規模別では、従業員100人未満の4大卒事務系職種で212,633円と、最も規模の小さい100人未満規模の初任給が最も高くなっています。

これは企業規模が大きい企業では安定的に新卒学生を採用できている事も影響しているといえそうです。

ちなみに産業別では、IT業界が含まれる通信業では213,348円と平均額を3,000円以上上回っています。

2016年4月採用の新卒市場より採用活動開始時期が大幅に遅くなり、企業規模間での採用格差が生じるのではと懸念されていますが、初任給にも影響が出るかもしれません。

参考)2014年3月卒「新規学卒者決定初任給調査結果」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2014/088.pdf