執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

休暇を兼ねてテレワークを行いながら仕事をする「ワーケーション」(「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語)が注目を集めています。

この度、東京都はワーケーションという新たなワークスタイルを体験する機会を提供するため、多摩・島しょ地域の自然に囲まれたサテライトオフィスを一定期間、モデルとして無料で利用できる実証実験を行っています。

・事業期間:令和2年11月25日(水)~令和3年2月28日(日)

      ※利用施設により営業日・営業時間が異なる

・利用対象:企業等で働く方(個人事業主を含む)

・利用料: サテライトオフィスは、無料でご利用できえう

ワーケーションの実証実験のため、以下3種類のワーケーションを体験できるサテライトオフィスとなります

・地域回遊型 :地域の観光・体験等と組み合わせたワーケーション

・拠点滞在型 :拠点での生活体験や地域活動と組み合わせたワーケーション

・島しょ振興型:島しょ地域におけるワーケーション

「ワーケーション」というワークスタイルを利用すれば、家族でリゾート地に旅行に行き、平日の業務時間中はカフェやホテルなどで仕事をして出勤扱いになるが、業務時間以外は、旅行のように夜の時間や週末は存分に家族と過ごすことができるため、モチベーションや生産性が高まることが期待されています。

JALは2017年7月~8月に最大5日間のワーケーションを実施、日本マイクロソフト社も2016年に全社員約2,200人を対象に導入をしております。

日本でのワーケーションの導入事例はまだ少ないですが、テレワークが普及したことや、年次有給休暇の5日間の時季指定義務もあることから、ワーケーションは今後の動向が注目されます。

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ワーケーションを導入する際には、オンとオフの区別を付けられる運用体制など、適正なルールづくりをすることも重要です。

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