執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
エン・ジャパン社の調査によれば、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今後のキャリアや転職について意識を変えた人は、74%に達していることが明らかになりました。
「キャリア・転職への意識が変化した」と答えた人に、意識はどのように変化したのかを尋ねると、「リモートワークが中心となる新しい働き方を希望」(51%)が最も多く、次いで「個人の能力・スキルアップへの意欲向上」(46%)、「会社に依存した働き方への不安」(40%)、「副業・ダブルワークなどにより副収入を増加したい」(34%)と続いております。
現在、転職活動をしている人は43%、今後、転職活動を検討している人は28%となります。現在、転職活動をしている人のうち、18%は「新型コロナ感染流行開始後に活動を開始した」と答えております。
新型コロナ感染拡大後、転職活動をしている人にその理由を聞いたところ「会社都合(リストラ・失業など)」と答えたのは24%であり、その内訳をみたところ、日系企業で働く人よりも外資系企業の人のほうが21ポイント上回っております。「雇用にシビアな外資系企業で、日系企業より多く人員整理が進んでいることが推察される」とエン・ジャパン社はコメントしております。
リモートワーク中心の働き方、副業・ダブルワークの機運が高まっており、副業規程や副業の申請書・誓約書やテレワーク規程を策定する企業も増えております。
会社を守る就業規則