執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

この春就職した新入社員に、今の会社での勤続意向を聞いたところ、59.1%が「できれば今の会社で働き続けたい」ことが、人材育成支援のラーニングエージェンシー社の調査で分かりました。

2016年度以降、新入社員の就社意識は年々低下し、昨年は全体の半数ほどに低下していたが、今年は5年ぶりに6割近くまで上昇し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、新入社員の考え方に変化が表れています。

新入社員からは「社会人生活が在宅勤務からスタートし、社会人らしさを感じられず不安」「新入社員研修後から自宅待機となり、いつまで続くか不安」「こうした先行きへの不安の裏返しからか、今の会社で働き続けたいと思う新入社員の割合が大きく増加している」との声が挙げられています。

将来会社で担いたい役割を尋ねたところ、「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい(専門家)」と答えた人は31.1%。その理由を聞いたところ「いざというときに専門性を生かして仕事をしていきたいから」が54.6%となり、調査開始以来、最も高い割合となっております。

同社は「新型コロナウイルスの感染拡大の中、不安を抱えながら、もしものときに備えて専門性を磨いておきたいと志向する新入社員が増えたと考えられる」とコメントしております。

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新入社員の意識は変化しつつありますが、IT業界は愛着精神が低い傾向があるため、新入社員の早期離職を防ぎ、早期戦力化するためのオン・ボーディング施策の重要性も注目されています。クラウドのシステムを活用したオン・ボーディングツールのサービスの拡充しております。

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