執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
キャリコネを運営するグローバルウェイ社の調査により、「労働時間の満足度」「仕事のやりがい」「ストレス度の低さ」「休日の満足度」「給与の満足度」「ホワイト度」の6つの評価項目から、20代が選ぶ最も働きやすい企業ランキングが明らかになりました。
1位は、大阪ガス社(3.98点)。
社員からは「資格を取得するための勉強会が定期的に開催されるなど、社員の向上心を手助けする制度が整っている。年功序列体制ではあるが、見習うべきベテランがいる」「残業は月30時間程度。フレックス制も導入されているが、定時に出退社する人がほとんど。社員は真面目で保守的、古き良き企業といった雰囲気がある」など、社員や社風に対する評価が集まっています。
2位は、ヤフー社(3.94点)。
「1on1ミーティング」(上長・部下が1対1で行う週1度のミーティング)などを導入し、研修・育成制度を整備。「ビュッフェ形式の社員食堂、フレックス勤務もしやすく、早くて15時に退勤できる。在宅勤務も可能なため、スケジュールを柔軟に調整して仕事に取り組める」「語学学習の金銭的サポートもあり、会社がTOEIC受験を負担してくれる」といった声が寄せられています。
3位は、デンソー社(3.90点)。
社員からの評価では「仕事のやりがいはある。裁量権は比較的大きく、目標達成するための予算は交渉次第。教育環境も整っている」「残業管理が徹底されており、月10時間以内。サービス残業は一切なかった。有給休暇も非常に取りやすい。部署の雰囲気もよく、尊敬できる人が多い」などが挙がっています。
4位は、キヤノン社(3.77点)
「男性で育休を取得する人も散見されるので、出産・育児休暇に関してはとてもいい環境があると思う」といった意見が挙がっています。
同調査についてグローバルウェイ社は「大手の働き方改革を推進している企業や福利厚生が充実した企業が多くランクインしている。プライベートを大切にしたい若手世代の志向を反映した結果だ」と分析しています。
上位4社をみると、福利厚生の他に、社内の雰囲気や人間関係、職場の環境が多く挙がっており、IT企業でも導入できそうな取り組みが多くあります。
「働きやすい会社」であることも大切ですが、売り手市場が続くIT業界においては企業ごとの特色を活かした「働きたくなる会社づくり」が益々重要になっていくと考えられます。
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