執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
転職サイトのキャリコネなどを運営するグローバルウェイ社により「労働時間の満足度」「仕事のやりがい」「ストレス度の低さ」「休日の満足度」「給与の満足度」「ホワイト度」の6項目を評価した情報・通信業界の中で働きやすい企業の結果が発表されました。
1位はGoogle日本法人(5段階評価の4.23点)
一般社員が創業者・経営層からのメッセージを聞き、直接質問できるミーティングを週に1度開催し、社内に無料のカフェテリアを設けるほか、仕事時間の20%を自分のやりたい仕事に当てられる「20%ルール」などの独自の制度を設け、20代前半で年収800万円、30代前半で年収1300万円程度が得られるなど、高い報酬も魅力として挙げられています。
また、社員からは「環境に対する配慮が行き届いているため、非常に働きやすい」「事業の革新性、福利厚生の充実度、オフィスの働きやすさ、同僚の人柄の良さ、海外にも出張できるなどの良さがある」といった声が出ています。
2位は日本マイクロソフト社(4.01点)
自社ツールを活用した勤務実態の可視化、フリーアドレス制度、オンライン会議などを取り入れ、生産性向上と従業員満足度を高めている点が特徴であり、社員からは「出産・育児などが発生した場合でも、ITツールや制度が整っているため働きやすい」「実績をしっかり出した人はそれなりに昇給額が良く、5年いるとそれなりに給料は上がっていく」との意見があります。
3位はNTTドコモ社とニフティ(3.86点で同率)
NTTドコモは、在宅勤務制度を充実させているほか、個人単位で始業・終業時刻を繰り上げ・繰り下げできる「スライドワーク」も導入し、「借り上げ社宅に1万円ほどで住むことが可能。複数の福利厚生制度から自分に適したものを選択できる制度もある。残業は月10時間未満」と意見があります。
ニフティ社は、短時間のフレックス勤務制度、週3日以内の在宅勤務制度などを設けており、「新卒入社のうち最も出世が早い人だと、10年目で年収1000万円に到達する」と意見があります。
上位10社に並んだ企業は各社ともに残業の少なさや福利厚生の充実度が評価されています。
残業の少なさや福利厚生の充実といった社員にとって「働きやすい会社」であることも大切ですが、売り手市場が続くIT業界においては企業ごとの特色を活かした「働きたくなる会社づくり」が今後益々重要になっていくと考えられます。
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