執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

ITベンチャー企業を中心としたヘッドハンティングを手がけるBNGパートナーズ社で、200名を超えるITエンジニアの転職希望者にお会いしたコンサルタントによれば、優秀なエンジニアが転職を考える6つの理由を以下にまとめています。

1. 事業観点

事業の成長性が見込めない、業績が不調、社会貢献性を感じられない、興味があるプロダクトに携わりたい、など

2. 役割観点

技術よりマネジメントに寄りたい、組織が縦割りでプロダクト企画に携われない、裁量をもって会社を動かしたい、社内調整が多く開発に集中できない、技術的な面白さがない、など

3. 技術観点

外注が多いのでスキルが高まらない、優秀なエンジニアと働きたい技術への投資が少ない、AWSなどのスキル高めたい。新しい技術・言語(Scala、Ruby、Go、Pythonなど)に挑戦したい、など

4. 給与観点

年収が上がっていかない適切に評価されない年収差が納得できない、など

5. 働き方観点

フレックスや裁量労働制が良い、リモートワークがしたい、仕事が激務でワークライフバランスを取りたい、など

6. 人間関係観点

経営者の技術への理解がない、経営者が尊敬できない、など

ITエンジニアは、欲求に素直な方が多く、技術力で時代に遅れないように必死であり、性格的にも優しく事業側と比べて強い主張ができない方が多いため、働く環境には敏感で嫌な事が多いとライトに転職を考え始める傾向があると分析されています。

今後、ITエンジニアの採用やリテンションを強化したい企業や技術力で勝っていきたい企業は、積極的にエンジニアが楽しく働ける環境つくりが重要です。

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