執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
平成29年11月13日より、マイナンバーを利用して行政機関の間で情報をやりとりする「情報連携」及びマイナンバー制度の導入に併せて新たに構築している個人ごとのポータルサイト「マイナポータル」(https://myna.go.jp/)の本格運用が開始されました。
「マイナポータル」とは政府が運営するオンラインサービスのことです。マイナンバーカードの公的個人認証を使用し、オンラインで行政手続きの申請や、行政からのお知らせを受け取ることが可能になります。
また、平成29年11月7日から、子育てワンストップサービス(ぴったりサービス)「サービス検索機能」と、LINE株式会社が提供するコミュニケーションアプリ「LINE」との連携の本格運用が開始しています。
マイナポータルのLINE公式アカウントを友だち登録した後、現在地や市町村名から子育てに関する行政サービス(対象となる市区町村はサービス当初約150団体)を検索。該当地区で受けられるサービス・手続きが表示されるので、いずれかを選んでぴったりサービスに移動し、マイナンバーカードで電子申請ができるという機能です。
マイナンバーカードの普及率は平成29年8月31日時点で9.6%と、決して高い水準ではありません。今回の「マイナポータル」の本格運用が開始した事によって、普及率が伸びるか今後の動向に注目です。
参考)『マイナンバー制度における「情報連携」及び「マイナポータル」の本格運用等開始』
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kanbo07_02000001.html
参考)『マイナンバーカード交付状況(平成29年8月31日時点)』