執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
ITメディア社による「働き方改革に関するアンケート」によれば、働き方改革で先行する大企業に対し、中小企業は取り組みが遅れていることが分かりました。
業務環境に関して課題になっていることの調査では、「残業が多い」が最も多く約43%、ついで「メンバー間で情報共有がしにくい」「オフィス外で働けない・働きづらい」「社外との情報共有がしにくい」と続いています。
業務環境の改善に向けたITツール/制度を「積極的に導入している/ある程度は導入している」と回答した企業は約52%であったが、そのうち「残業が多い」と答えたのは約40%、「あまり導入していない/全く導入していない」と回答した約43%の企業では、「残業が多い」が約47%とやや高い結果になり、ITツールや制度の導入状況が進んでいないために、実際の社員の働き方にも影響があることがわかりました。
中小企業の取り組みが遅れている理由としては、政府が用意している支援策や雇用関係の助成金を知らなかったり、知っていても使っていなかったりすること、ITツールや制度の導入が十分でないことが挙げられます。
今後、お勤め先に期待する取り組みの調査については、上位から「組織文化の改革」「労務基準の改革」「人事評価制度の改革」の回答になりました。
IT業界は構造上、長時間労働になりがちな傾向があります。
働き方改革を進め、長時間労働を抑制し、社員イキイキとする会社づくりには、雇用関係の助成金等を活用したITツールの導入と、人事評価制度の導入によって組織文化の改革を図ることが効果的です。
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参考)IT導入率が低い会社は“残業”が多い?