執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
5月は「5月病」と言われる「就職」「転職」「異動」など環境の変化や連休による反動で、体調不調を起こしやすい時期と言われていますが、近年、5月ではなく6月に突然メンタル不全で倒れてしまう「6月病」に陥る社員が増えています。
5月病は、正式な病名に直すと「適応障害」ということになります。
「仕事などに対して不安が強くなる」「無気力になる」「お酒の量が急に増えたり、怒りっぽくなる」などの特徴があり、主に「真面目」「完璧主義」「プライドが高い」といった要素のある人が疾患に陥りやすいと言われています。
6月病に詳しい人形町メンタルクリニックの院長によれば、5月病(適応障害)は、急性疾患によるものですが、6月病(うつ病)は、4月からの抱えていたストレス状態が続き、なかなかそのストレスを断ち切れない人が6月に「うつ病」になるという慢性疾患によるものです。
6月病が増えてきている理由に、「所属感」「仲間意識」といった感覚が職場で得られにくい時代になったことが挙げられます。
こうした状況に対して企業は、チームのメンバーと「仲間意識」を感じてもらえるように、仕組み作りをしてサポートしていかなくてはいけません。
IT業界は、職種の性質上、メンタルヘルス不調者が出やすいといわれています。
人手不足や社内の人間関係が希薄になってきたと言われている今こそ、「仲間意識」を感じてもらえるような仕組みづくりによって、「6月病」の防止、離職率の低下や社員のモチベーションアップも期待できます。
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参考)近年増えている「6月病」とは?
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1705/22/news021.html