執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
どうすれば人の行動がよりよく変わるかをテーマにした10年以上の人材育成の分析によると、伸びる人と停滞する人の違いは『自分と本音で向き合えている人とそうでない人の差』であり、自分と本音で向き合えるかどうかについては「自己肯定感」の差であることがわかりました。
自己肯定感とは、自分は生きる価値がある、誰かに必要とされていると、自らの価値や存在意義を肯定できる感情のことです。
自己肯定感の高い人は、楽観的に物事を考えることができるので、少々不安であっても前向きな行動を起こすことができ、自分の気持ちを開示することができるので周りからのアドバイスも受けやすく、ぐんぐん成長することができます。
自己肯定感の低い人は、悲観的に物事を考えてしまう傾向があり、新しい行動を起こそうとしてもリスクを考えて踏みとどまってしまい、前に進むことができない状態になります。
また、対人スキルといわれる「相手の感情の状態に合わせて適切な行動をとる能力」も低い傾向になります。
対人スキルの低いITエンジニアも多いのではないでしょうか。
平成25年の内閣府の調べによると、「自分自身に満足しているか」の質問では、日本は7.5%、アメリカ46.2%、韓国29.7%という結果が出ており、日本は極めて低い状態です。
自己肯定感を高めるには、自分の心と客観的に向き合うことが重要ですが、職場で社員の自己肯定感を高めるには「相手を認めて承認すること」が最も効果的であり、行動はよりよくかわることや、対人スキルの改善にもつながります。
承認によって社員が「働きたくなる会社」にしませんか
https://it-jinji.net/business/training/
参考)「自己肯定感」が低い人に現れる”残念な症状”
~伸びる人と停滞する人の差にもつながる~
http://toyokeizai.net/articles/-/155966