執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

経済産業省のIT人材の最新動向と将来推計によると、IT企業やユーザー企業情報システム部門に所属する人材は現在約90万人、不足数が約17万人となりました。

 

今後は2019年をピークにIT人材は減少傾向になる見込みです。

分野ごとでは、情報セキュリティ人材は現在約28万人、不足数13万人であり、2020年に不足数は約20万人に拡大し、AI、IoTなどに携わる先端IT人材は現在約10万人、不足数1.5万人であり、2020年には不足数は約5万人に拡大する見込みです。

 

今後のIT人材の育成や確保に向けては、外国人・女性・シニアの活用が注目され、多様な人材の活用促進により、職場の活性化、ノウハウの継承、グローバル化も見込めます。

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多様な人材を受け入れるには、まず受け入れる体制をつくらなくてはいけません。

 

外国人は就業意識や指揮命令などに対する文化の違い、女性やシニアは仕事と家庭の両立など、それぞれ異なる価値観を持っていますし、これを受け入れられる素養が社員には求められます。

 

今の職場が、妙に静かな空気感が漂っていて他人を寄せ付けない雰囲気があったり、何だかギスギスした雰囲気では、多様な人材を受け入れても文化や価値観の違いを理解できずに、すぐに辞めてしまうかもしれません。

 

社員通しがお互いを理解し合い、明るい職場の体制づくりができてこそ、多様な人材を受け入れていく企業での活躍が期待でき、不足していくIT人材の確保に結びついていきます。

 

 

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参考)経済産業省 27年度調査研究レポート

http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/27FY_report.html