執筆者
社会保険労務士法人スマイング
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。
「IoT」という言葉。ニュースでもよく見かけるようになりました。
「IoT」とは「Internet of Things」の略称で、「モノのインターネット」と直訳します。
パソコンやスマートフォンなどの通信機器に限らず、すべての「モノ」がインターネットにつながることで、生活やビジネスが根底から便利に変わるというもののことです。
具体的な例は「スマートロック」といったインターネットとつながったカギがあります。
スマートフォンのアプリでボタンを押すだけで「カギ」を開けられるというもので、「スペアキーの必要がなくなる」「遠方からでも必要に応じてカギを開けられる」というメリットがあり、介護分野など様々な分野での応用が期待されています。
エンジニアに目を向けてみると、ハードウェアの分野のエンジニアは余るほどいて、リストラせざるを得ないということも起きており、一方で「IoT」などのソフトウェアの分野では人材不足が続いています。
今までエンジニアは特定分野の専門家としてのスペシャリストになることを評価する傾向がありました。
「IoT」の場合、それぞれの市場に向けた個別の最適化、要素技術のすり合わせが求められているためか、幅広い分野をカバーできて、変化に対応できるエンジニアは少ないのかもしれません。
「IoT」は企業にとっても個人にとっても、チャンスと同時にピンチであるのでしょう。
ただ、事業変革の時に、様々な分野を統合しリーダーシップを取れる人材がいない、というのも現状です。
求められる要件の変化が激しいIT業界において、リーダーシップが取れるということは普遍の要件かもしれません。
リーダーシップには、いろいろなタイプがあります。まずは自分自身の「持ち味」を活かしたリーダーシップを探すことから始めることが効果的です。
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参考)IoTで直面する人材難
http://www.huffingtonpost.jp/ken-takeuchi/iot_b_10200060.html